こんな事ってありえるの?キャッシングに関わるグレーゾーン金利とは
2012年9月現在、グレーゾーン金利というものは完全に撤廃されていますが、以前はグレーゾーン金利というものが存在し、そのゾーンによって過払いといった問題が噴出したのです。グレーゾーン金利とは一体どんなものだったのでしょうか?現在にはどんな影響があるのでしょうか?
グレーゾーンには、二つの法律、「利息制限法」と「出資法」が深く関係しています。利息制限法とは、貸金に応じた上限金利を定めるものです。具体的に言うと・・・
・貸金10万円未満の場合、上限金利20%
・貸金10万円以上100万円未満の場合、上限金利18%
・貸金100万円以上の場合、上限金利15%
と利息制限法でしっかり定められているわけでして、この上限金利は現在でも変わりません。では、出資法とは何でしょうか?出資法とは、1954年に制定された法律で、2000年頃には29.2%と定められていました。この出資法で定められている金利と、利息制限法で定められている上限金利の間のゾーンのことを通称‘グレーゾーン’と呼んでいたのです。
消費者金融をはじめ、さまざまな金融業者は利息制限法で貸金業を営むべきところ、出資法の29.2%を消費者に適用し貸金業を行なっていました。その結果、消費者は払わなくても良い利息まで払わされ、結局は「過払い問題」が噴出したのです。
過払い問題は大きな問題で、過払いをした多くの消費者は法的手段をもって該当する金融業者を訴えたため、一部の金融業者は資金面で対応困難となり、結局は財務状態が悪化、倒産に追い込まれました。そのような事態を招いた根源グレーゾーン金利。今では完全に撤廃され、どの金融業者で融資を受けても利息制限法の金利が適用になりますのでご心配なく。
グレーゾーン金利がなくなったため、金融業者もフェアで透明な営業ができるようになりましたが、最大のメリットはやはり消費者にとっての透明性と公平性でしょう。文字通り法外な金利で融資を受けることが基本的にありませんから、安心してキャッシングできるようになったのは間違いありません。
ただし、以前よりは若干審査は厳しくなったかもしれません。そのため、借入ができない人もでてきているので、そんな人が流れるのが闇金融ではあるのですが、闇金融には絶対手を出してはいけませんよ。必ず大手の消費者金融業者でキャッシングをすることにしましょう。その方が断然お得で安心です。
(⇒大手消費者金融業者でキャッシングするメリットとは)