消費者金融の無利息商品の概要と利用のコツ

消費者金融の「無利息」って、本当にずっと利息がつかないの?

ネットのバナー広告や、雑誌などで「金利ゼロ円」「無利息」の広告を見かけたことがおありでしょうか?「お金を借りたのに、金利がゼロなんてことはありえないだろう。なんだか怪しい。」と、思われる方も多いことと思います。広告をよーく見ると、大当たりで確かに、「金利ゼロ」「無利息」の金融商品(融資)はあるには、あるんですが、「条件付で無利息」という意味で、期間が決められた上、「初回限定」だとか、一定の申込条件に限って利息がつきません、というのが本当のところです。

消費者金融は銀行などと比べると利息が高いことで知られています。これは、消費者金融が貸付に当たって、不動産などの担保物を取らないことにも起因しています。もし、返済が滞った場合、担保をとっていないため、貸し付けた金額の回収ができなくなり、赤字となる危険性があることから、顧客の返済能力を重視しています。担保を取らないで貸付を行う代わりに、リスク回避の目的で金利が高くなっているという見方もできると思います。

しかし、過当競争と、法律の改正による金融業界再編で、消費者金融も岐路に立たされています。過払い金請求が頻発したことや、法改正で、以前よりも新しい顧客を獲得しにくくなってきているのです。そのため、新規の集客を狙ってこうした「無利息」の商品を提供するようになっているものだと思われます。

無利息といっても、一定の期間だけのことで、返済期日をオーバーしてしまえば、通常の利息が加算されます。ですから、こうした商品を利用するのであれば、まず、「確実に返済ができること」を前提に、なるべく短期間の借り入れに済ませるようにすることが大切です。例えば、「給料日までの6日間だけ」など、ごくごく短い期間借入をして、給料が入ってきたらすぐに返済するような方法をとり、無利息の条件を上手に利用しましょう。

また、「借りれば何とかなる」と、借り入れに関する抵抗感が薄くなることにも注意が必要です。通常、借りて利息がつかない、なんてことはほとんどありません。借りないでやりくりできることが、生活を波状させないためにまず、行うことで、「借りて間に合わせる」を繰り返すことは、よい結果を生みません。毎月赤字が出るようなら、思い切った財政の見直しと緊縮も必要でしょう。