初めてキャッシングを利用する場合の注意点

お金に困らず一生を暮らしていける人など、世界中のごく一部。ほとんどの人は、なにかしらお金に困るときが来るものです。思いがけず大きな病気・怪我をしてしまい治療費がかかった、マイホームやマイカーなど大きな買い物をした、子供の進学で予想以上のお金がかかった、突然リストラされてしまったなど、予期せぬ事態というのは誰にでも起こるものなのです。

そんなときにキャッシングはとても頼りになるものです。しかし最初に利用する時はとても抵抗を感じるでしょう。サラ金と呼ばれる消費者金融といえば脅迫のような取立てという、ネガティブイメージばかりがマスコミなどを通し人々の間に浸透しています。キャッシングを止められなくなってしまうキャッシング地獄や、借りたお金を返すために他の会社から借りるという自転車操業のようなことも、現実にないわけではありません。しかしそういう人たちはごく一部であって、キャッシングを賢く健全に使っている人も大勢いるのです。

何点かの注意点だけしっかり押さえていれば、キャッシングをむやみに怖がることはありません。キャッシングを賢く使うための注意点をいくつかご紹介しましょう。

まず第一に、「いくら借りるか」ではなく、「いくらなら返せるか」という目線でお金を借りるということです。キャッシングをする上で一番重要なポイントとなるのは、あなたが返済能力をどれだけ持っているかということ。返済能力というのは、すなわち収入が安定しているかどうかということです。来月も再来月も返せるあてがないのにむやみに借りるのはいけません。そして、収入をはるかに超える分を借りるのもとても危険な行為です。職業があり、安定した収入もある人で、自分の収入の範囲ないで返済することが可能だと見込める場合にだけキャッシングを利用しましょう。

次に大切なのは、業者の選択です。悪徳と言われる業者には絶対に手を出さないようにしましょう。キャッシング会社には銀行が運営している銀行系や、信販会社が運営している信販系、そしてそれ以外の消費者金融系と、大きく3つの種類に分けられることができます。銀行系は信販系と言われる会社には、悪徳業者はいないと言っていいでしょう。銀行や信販会社の信頼問題がありますので、取立てなども脅迫じみたことにはなりません。ただし、そうしたキャッシング会社は審査が厳しいという問題があります。審査に通らなかった場合は、一番金利が高い消費者金融系を利用せざるを得なくなります。審査がいらない、即日ですぐ借りられる、無担保という、響きのいいことばを並べて、法外の利息をむしりとろうとする悪徳業者もたくさんいます。たくみなことばや広告宣伝などに惑わされないように気をつけましょう。

これらのことに気をつければキャッシングも怖いばかりのものではなくなります。計画的に、賢く利用しましょう。