キャッシング返済方法-リボ払いのメリットとデメリットについて
キャッシングを利用したときの返済方法には、一括で支払う方法と、リボ払いとがあります。例えばかなり大きな金額を利用したとき、次の月にたとえ収入が入ったとしても、それを全部あてられるぐらいの余裕がない場合は一括で返済することはできません。そういうときに便利なのが「リボ払い」です。
「リボ払い」とは「リボルビング払い」の略で、毎月決まった金額を返済していくというシステムです。例えば10万円をキャッシングしたとして、10万円を一気に返済すれば「一括払い」、毎月1万円ずつを10回支払うという方法が「リボ払い」です。
いくらずつを何回支払うかというのは利用した本人が決めることもできますし、あらかじめキャッシング・クレジット会社側で決められているものもあります。
分割された分だけを支払うため、毎月の負担はとても軽くなります。一気に10万円を支払うより、分割して毎月1万円ずつを支払うほうが、気持ちの負担が少なく買い物もしやすくなりますね。それがリボ払いの最大のメリットです。
しかし、リボ払いの場合、払う回数分だけ利息も高くつくということを忘れないでいただきたいのです。実際に利息の金額を計算してみれば実感していただけるはずです。10万円のキャッシングを一括で返済した場合と、毎月10万円ずつ返済した場合と、どれぐらい利息に差がつくのでしょう。金利は18%とします。
10万円を1ヵ月後に一括で返済した場合の利息を計算します。
10万円×18%÷365日×30=1,479円
1ヵ月後に10万円を返済するときには利息郡1,479円を足して、101,479円を返済します。
それでは毎月1万円ずつ返済していく場合の利息を計算してみましょう。1回目の返済の場合は、一括払いのときと同じ利息がつきますので、1万円に1,479円を足した11,479円を返済します。
次の月からは減った元金で計算していきます。
9万円×18%÷365日×30=1,331円。
2回目には11,331円を支払います。3回目には1,183円、4回目には1,035円と、利息は元金が残っている分だけずっとついてきます。結果、10回目を支払ったとき、利息分だけ足すと7,936円支払うことになります。一括で支払う場合より6,000円ほど多く利息だけ支払うことになるのです。かなり損をした気分になりますよね。
こうして損をしないためには、最初はリボ払いにしながらも、ボーナスや臨時の収入が入ったときに、一気に返済してしまうという方法をおすすめします。残高はなるべく長く残さないほうが損をしないということを覚えておきましょう。
リボ払いは賢く使えばとても便利なシステムです。しかし、返済に時間がかかればかかるほど利息がついてくるということを忘れず、自分に合った返済計画を立てましょう。