消費者金融の即日融資は、本当に申込当日にお金を貸してくれるの?
電脳時代のスピード化によって、コンビニ決済や、電子マネー決済、ネットバンク、オンライン送金など、金融取引も年々スピード化が進み続けています。こうした事情は消費者金融も変わらず、「即日融資」の広告が当たり前になりつつあります。
「即日融資」といわれると「申し込んだその日に借りられる」というイメージがありますね。実際のところどうなのか?調べてみますと、ある程度の条件が揃えば、確かに、申し込んだ当日に借り入れができるようですが、実際は、「翌日」になることが多いようです。「申し込んでから24時間以内」という表現も見かけますが、こちらの方が正確な言い方かもしれません。本当に当日中に振込みなどで対応してくれる会社もありますが、土日はNGだったり、午後に申し込んだら翌日振込みになる、など、実際の対応は各社でまちまちです。
即日融資の多くは、ネットからのオンライン申込がメインです。携帯かパソコンでウェブ検索をして消費者金融ののホームページへ飛び、そこから、必要事項を入力して審査を待ちます。ここで、審査に通らず断られるケースもなくはありません。また、この段階で融資が可能な金額は50万円くらいが上限で、実際の収入状況によってはもっと少なくなる可能性もあります。50万円以上を融資してほしい時は、即日は原則的に不可と見てよいでしょう。
初めての融資申し込みの場合、仮審査の後で、身分証明書などの送付を求められるのが通常です。FAXなどで送付するほか、店頭へ持参する方法もあります。身分証明書が届かないと振込みはできない、といった消費者金融もあるので要注意です。確実に即日融資を受けたいというような場合は、店頭で対面のやり取りで申し込みを行った方が、審査や対応が早い場合もあります。
消費者金融の場合、1社の審査に通らないと、申し込んでも立て続けに断られるという場合が、まま、あります。同系列の消費者金融に申し込んだ場合などは、特にそのような危険度が高いです。融資の確実性を期待するのであれば、消費者金融、信販系、銀行など、複数に並行して申し込んでおくと、そうしたリスクの分散になり、時間も節約できるというメリットがあります。ただし、総量規制に基づき、一気に借り入れを行うと断られたり、限度額を超えた申込はできません。また、複数者から同時並行的に借りることは、利息面で無駄が大きいので、充分な検討を行って計画的な利用を心がけましょう。