レディースキャッシングの特徴

キャッシング会社の中には「女性専用」とうたわれている会社があります。一般的には「レディースキャッシング」、「レディースローン」などと呼ばれています。お金を借りるのに男性も女性も関係がないように思われますが、なぜこのように女性専用のキャッシングというのが存在するのでしょう。

レディース専用のキャッシングが登場しだしたのは、バブル崩壊後、日本が不景気になってからのことです。それ以前までは女性専用のキャッシングなど考えられないことでした。それ以前に、女性が自分の名義でお金を借りること自体がとても難しかったのです。

それは、女性が置かれた社会的立場に関係がありました。女性は結婚すれば専業主婦になることがまだまだ一般的な時代でしたし、職を持っているとしても、収入は男性に比べれば少ないというのが現状でした。女性には返済能力がないとされていたのです。

しかし、日本が不況にあえぐようになり、そして貸金業も運営が厳しくなってくると、さらなる新規客の開拓のため新しい策を練らなくてはならなくなりました。それが、今まで手付かずのゾーンであった「女性」にターゲットを絞った「女性専用キャッシング」だったのです。

女性は男性に比べ、借金を熱心に返そうとする傾向があるというデータも後押しをし、全国的にレディースキャッシングが急増しました。当然返すあてがなければキャッシング審査は降りません。女性の中でも定職があり安定した収入のある方、最近ではパートやアルバイトなど正社員でなくてもお金を借りることが可能となってきました。専業主婦の場合は、主婦自体に収入がなくても、世帯収入が安定している、つまり夫や他の家族などに安定した収入がある場合は借入をできるということになっています。レディース専用でない、他のキャッシング会社では、専業主婦や女性のパートの方は借入ができないこともあります。そこがレディースキャッシングと他のキャッシングの大きな違いでもあります。

レディースキャッシングは、女性をターゲットにしているため、女性が借りやすい環境に配慮しているという点も、他の会社とは異なる部分でもあります。店頭受付や電話オペレーターなど、スタッフは全員女性で構成されています。消費者金融というとどうしても、怖い男性が家まで押しかけてきて返済を要求するなどというマイナスイメージを持ってしまっていますが、それを払拭させ「借りやすい」というイメージつくりをするための努力がかなり行われております。

体面を気にしてしまう女性に配慮し、人と会わないで借入・返済ができるシステムなども展開されています。

とはいえ、金利など基本的なサービスの内容は他のキャッシング会社と大して変わりません。その点を考慮してキャッシング会社を選ぶようにしましょう。